12月10日 2006年 スポニチ社会人ベストナイン
位置 | 選手名 | 回数 | 年齢 | 所属チーム | 身長、体重 | 出身校 | 投打 |
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投手 | 野田 正義 | 初 | 27 | TDK | 177cm・89kg | 桜美林高校 | 右右 |
捕手 | 松尾 貢史 | 初 | 29 | 富士重工業 | 178cm・82kg | 福岡大学 | 右右 |
一塁手 | 佐々木 弥 | 初 | 34 | TDK | 180cm・88kg | 本荘高校 | 右右 |
二塁手 | 和田 貴範 | 初 | 25 | かずさマジック | 171cm・75kg | 明治大学 | 右左 |
三塁手 | 岡野 勝俊 | 初 | 30 | ホンダ | 170cm・75kg | 青山学院大学 | 右左 |
遊撃手 | 渡辺 直人 | 初 | 26 | 三菱ふそう川崎 | 173cm・70kg | 城西大学 | 右右 |
外野手 | 下窪 陽介 | 初 | 27 | 日本通運 | 173cm・78kg | 日本大学 | 右右 |
外野手 | 佐々木 正詞 | 2 | 26 | 日本生命 | 178cm・75kg | 亜細亜大学 | 左左 |
外野手 | 林 稔幸 | 初 | 26 | 富士重工業 | 180cm・82kg | 立正大学 | 右右 |
DH | 吉浦 貴志 | 3 | 27 | 日産自動車 | 177cm・74kg | 熊本工業高校 | 右左 |
投手
第1次選考で49人から29人に。2次選考で23人、3次選考で7人に絞られた。都市対抗で若獅子賞の田口(TDK)、スポニチ大会優勝と都市対抗準優勝で両大会とも優秀選手の石畝(日産自動車)はアジア大会出場も評価されて最終選考まで名を連ねたが、都市対抗で全5試合に登板して橋戸賞に輝いた野田(TDK)が初受賞。日本選手権で優勝しMVPを獲得した社会人16年目のベテラン、34歳の阿部(富士重工業)の評価も高かったが、2回戦から4日連投のタフネスぶりと東北に初の黒獅子旗をもたらした印象度で野田が上回った。
捕手
1次選考で18人から13人に。2次選考で8人、3次選考で5人に絞られた。スポニチ大会、都市対抗、日本選手権の3大大会でコンスタントに活躍した佐伯(ホンダ)を推す声もあったが、最後は野田の女房役・福田(TDK)と、阿部ら複数の投手を好リードして日本選手権制覇に貢献した松尾(富士重工業)の争い。日本選手権での5打点など打撃面でも勝負強さを発揮して投手陣をもり立てた松尾が、わずかに福田を抑えた。
一塁手
1次選考で10人から6人に。2次選考で4人、3次選考で2人に絞られた。TDKのコーチ兼任4番・佐々木と、日産自動車をスポニチ大会優勝と都市対抗準優勝に導いた小山の両主砲の一騎打ち。トータルの数字ではインターコンチネンタル杯やアジア大会にも出場した小山が優勢。しかし、都市対抗準決勝での逆転満塁本塁打を含む2本塁打のインパクトが強烈だった佐々木に軍配が上がった。佐々木は都市対抗で3本塁打。
二塁手
1次選考で10人から7人に。2次選考で5人、3次選考で3人に絞られた。ハーレム国際、アジア大会出場の横山(三菱重工神戸)も最終選考まで残ったが国内の成績で見劣り脱落。都市対抗で優秀選手を分け合った阿部博(TDK)と和田(かずさマジック=JFE東日本の補強選手)の争いとなったが甲乙つけがたく選考は難航。都市対抗優勝の阿部博を推す声も半数近くあったものの、最終的には和田の年間通しての活躍が評価された。
三塁手
1次選考で12人から8人に。2次選考で6人、3次選考で3人に絞られた。TDKの補強選手として都市対抗優勝の高橋(七十七銀行)、日本選手権4強の岡野勝(ホンダ)、日本選手権準優勝の澄川(日本生命)の3つどもえ。スポニチ大会、都市対抗でも8強入りして両大会で優秀選手となった岡野勝が、主将としてのリーダーシップも評価されて選出された。
遊撃手
1次選考で11人から9人に。2次選考で5人、3次選考で3人に絞られた。日本選手権優勝で優秀選手の鬼崎(富士重工業)、都市対抗8強で優秀選手の渡辺(三菱ふそう川崎)、3大大会でコンスタントに活躍した福田(トヨタ自動車)の評価が拮抗。激論が繰り広げられたが最終的には国際大会を含め、攻守に堅実なプレーが光った渡辺が混戦を抜け出した。
外野手
1次選考で34人から21人に。2次選考で13人、3次選考で5人に絞られた。都市対抗4強で同大会首位打者賞の下窪(日本通運)、都市対抗と日本選手権で高打率を残した佐々木正(日本生命)がまず決定。残る1枠を日本選手権優勝の林(富士重工業)、同準優勝の阿部(日本生命)、3大大会を含め年間を通して活躍した早川(ホンダ)が争い、意見が割れたが、最後は林の日本選手権打撃賞を推す声が大勢を占めた。
DH
1次選考で10人から5人に。2次選考で4人、3次選考で3人に絞られた。日本選手権で首位打者賞の衣川(ホンダ)、同大会4強で日産自動車の補強選手として出場した都市対抗で準優勝に貢献した岩本(新日本石油ENEOS)も最終選考に残ったが、都市対抗で久慈賞を獲得した吉浦(日産自動車)を満場一致で選出。過去2度受賞している外野手としても評価されたが、DHで出場したスポニチ大会優勝、準決勝での3打席連発が決め手となった。